ARフォトフレームでマスコットキャラクターと一緒に記念撮影!
以前の記事で、印刷物と会場設営をまるっと担当させていただいたJAISTフェスティバルの事例をご紹介しました。
実は印刷物と会場設営だけでなく、ARを活用したオリジナルフォトフレームで、大学のマスコットキャラクターと一緒に写真撮影ができる企画も実施させていただきました。
この記事では、ARフォトフレームを提案した理由や実際の会場での様子、ARの利用状況から見えてきたことなどをご紹介いたします!
きっかけは昨年の来場者アンケートの声
昨年のイベント終了後に行ったお客さまとの打合せの際に、来場者から集めたアンケートに「大学のマスコットキャラクターがかわいかった!」という声がたくさんあり、子どもたちから人気があったというお話を聞きました。
せっかくなので、「子どもたちが一緒に写真撮影できるような企画ができたら、みんな楽しめるんじゃないか」と考えたのをきっかけに、いろいろな方法を検討することにしました。
人気キャラクターと一緒に写真が撮れるように…
JASITフェスティバルのさまざまな企画の一つに、近隣市町村のゆるキャラが大集合するイベントがあります。子どもも大人も一緒に写真が撮れるということで、JAISTフェスティバルの中でもとても人気のある企画です。
しかし、その中に当の大学マスコットキャラクターは見当たりません・・・。実はかわいらしくて人気はあるものの、着ぐるみがないので一緒に写真を撮れる機会がありませんでした。
キャラクターの着ぐるみや空気を入れて膨らむバルーン、大きなパネル等を作る話もこちらからの提案のなかにちらっと入れていたのですが、やはり実際に作るとなると費用もかなり大きく、保管スペースも限られているので、活用頻度を考えると実現はなかなか難しいものでした。
デジタル技術を活かして、コストを抑えた方法でついに実現!
そこで「AR機能を活かしてマスコットキャラクターと一緒に記念写真が撮れるフォトフレーム」をご提案したところ、採用いただき、2024年のJAISTフェスティバルで実施することになりました!
JAISTフェスティバルはA~Eの5つのエリアに分かれてさまざまなイベントを実施しています。また、各エリアの場所が分かりやすいように5色に色分けされています。
ということで今回は5種類のARフォトフレームを作成しました。5つのエリアごとに実施されている企画にあわせたイラストを使ったり、マスコットキャラクターのポーズを変えたりして、バリエーションをつけています。
ARフォトフレームの表示方法
ARフォトフレームは、二次元コードをスマホで読み取ることでWebが立ち上がり、ブラウザ上で撮影ができるといった仕組みになっています。
ARフォトフレームの表示方法には、さまざまな設定があります。
単純に1つの二次元コードに対して1種類のフレームが表示されるのはもちろん、時間帯によって出てくるフレームを変えたり、二次元コードを読み込む度にフレームをランダムで表示させたりなど・・・。そうすることで、利用回数を増やすことも期待できます。
今回は職員の方と相談した結果、「キャンパス内をいろいろ回ってほしい!」ということで、一番ベーシックな1つの二次元コードに対して1種類のフレームが表示される方法を採用。5つのエリアごとのARフォトフレームを作成し、それぞれのエリアにフォトスポットを配置することになりました。
ARフォトフレームの利用案内
ARフォトフレームの利用案内(二次元コードの周知)として、各エリアにこんなパネルを設置しました。
シンプルな規格サイズではなく、ちょっと遊び心を持たせて、A3サイズのパネルからマスコットキャラクターがはみ出した感じの楽しげなパネルにしています。
エリアごとの利用数が分かって次回の改善にも役立つ
イベント終了後、ARフォトフレームの利用状況をまとめたレポートをお客さまに提出しました。 当社が提供しているARコンテンツは、ARフォトフレームが表示された回数や、写真撮影された回数、利用者のおおまかな年齢層や男女比等をデータとして収集することができます。
また、今回は5つのエリアごとに異なる種類のARフォトフレームを固定で設置したことで、利用回数の多いエリア、少ないエリアが数値化されて、おおまかな人の流れを把握できました。
こうしてデータを収集できるのは、着ぐるみやパネル設置と違ったARフォトフレームならではの魅力ですね。これらのデータはレポートとして基本的に毎回お客さまにお渡ししているので、来年以降の各企画や会場設営のレイアウトを検討する際の参考にすることができます。
まとめ
ARフォトフレームはマスコットキャラクターとの相性が良く、画像データさえあればとっても手軽に導入することができるので、おすすめです! さらに、3Dの立体的なデータがあれば、等身大のキャラクターを表示できるので、本当に目の前にいるかのようなわくわくする体験もできます。
「地域のゆるキャラ、学校や企業のマスコットキャラクターがいるけど、うまく周知できない・・・」、「着ぐるみを作る予算はないけど、イベントでキャラクターをもっと押し出したい!」とお困りの方は、ARフォトフレームを検討してみるのもおすすめです。
気になることがあればお問い合わせからいつでもご相談ください!
僕と一緒に写真が撮れるARがあったら、みんな記念撮影してくれるかな~