印刷を楽しむウェブマガジン「インタメ!」Produced by 田中昭文堂印刷

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  • 紙選びも楽しい! ホワイトトナー印刷の魅力

    名刺やショップカードなどで、たまに見かける濃い色の紙に白で印刷された、ちょっとお洒落な感じの印刷物。こういうの作ってみたいけど、どこで印刷できるんだろう。。。

    実は昭文堂のオンデマンド印刷機で手軽に印刷できるんです!

    オンデマンド印刷機の4色カラー印刷にプラス1,5色目ということで、以前にも蛍光ピンク、ゴールドを紹介をさせていただきましたが、

    5色目として、ホワイトも印刷することができます!

    もちろん、オンデマンド印刷ということで、小ロットや可変印刷も可能ですし、最大印刷サイズが310×880mmということで、チラシやA4冊子の表紙などで活用することもできます。

    下の写真は、退官記念誌の表紙にホワイトトナーを提案させていただいたものです。紙自体の色や質感もあり、真っ白にはならなかったり、白ベタの部分が微妙にかすれたりしていますが、それがまた味のある雰囲気に仕上がっています。

    カラー印刷でベタ刷・白抜き文字とホワイト印刷を比較すると…

    実は当社の新しい名刺でも濃い藍色の紙にホワイト印刷を採用していますが、その検討段階で白い紙にベタ刷・白抜き文字で印刷したものと比較していました。

    写真の上が白い紙にベタ刷・白抜き文字のもの、下が藍色の紙にホワイト印刷したものです。

    写真では分かりにくいかもしれませんが、写真上の白い紙にベタ刷・白抜き文字の方は、文字が紙の白色となるので、白文字は綺麗な白色のですが、背景に印刷した藍色の部分がどうしてもトナーの関係でマット系の紙でも艶っぽくなってしまいます。

    その点、ホワイトトナーで印刷したものは白い文字が紙の影響で真っ白にはならず、ちょっとグレーっぽくなったり、少しかすれたりもありますが(二次元コードはしっかり読み取れます!)、それが味でもあるのかなと感じるところであり、なによりベタ刷したものに比べて紙そのものの色や風合いが活かされていることが感じられます。
    たとえが合っているか分かりませんが、焼鳥のタレと塩の違いみたいなものでしょうか。

    また、白い紙にベタ刷した場合、どうしても紙のフチは白いままですが、藍色の紙にホワイト印刷したものは、紙のフチまで紙そのものの色となるので、どの角度から見てもデザインの雰囲気が活かされます。

    下地として使用することで、カラー印刷の発色をサポート

    ホワイトトナーは白い文字やマークを印刷するだけでなく、透明なシートや濃色の紙にカラー印刷をする際に、その下地として印刷することで、色の透過や紙の色の影響でくすむのを軽減させることができ、表現したいデザインをより鮮明に印刷することもできます。

    まとめ

    印刷物の印象を決定づけるのに、デザインや印刷、加工など要因はいくつかありますが、ホワイトトナーの活用にあたっては、紙自体の色や風合いも重要な要素となってきます。

    紙には、様々な色や風合い、模様の違いなど、印刷会社で働く私たちでも覚えきれないほど沢山の種類があります。どんな色にするか、どんな風合い・質感にするか、ホワイト印刷は紙を選ぶところからお楽しみいただけるのではないかと思います。

    自分に似合う服を選ぶような感覚で、ホワイト印刷用のデザインにあわせて、紙を選んでみるのもいかがでしょうか。

    ホワイトトナーのおかげで、昭文堂の名刺に僕も登場できました