コストも工期も大幅カット! 印刷物に金色をもっと手軽に、もっと使いやすく!
印刷物に高級感や特別感を出したいときに、金や銀などの箔押加工を施すことがあります。通常のカラー印刷だけでは表現することができないキラキラとした輝きを加えることができるので、印象に残りやすい印刷物とすることができます。
しかし箔押加工を施すには、通常の印刷に追加される工程が増えるため、工期や費用の追加も大きくなってしまいます。
そこで活躍するのが当社のオンデマンド印刷機です!
以前にも通常の4色印刷にプラス1色ということで、蛍光ピンクトナーを紹介させていただきましたが
4色プラス1色の5色目として、金も印刷することができますので、箔押加工をすることなくキラキラした特別感を演出することができます!
オンデマンド印刷機で金を印刷できるメリット
箔押加工ではなく、オンデマンド印刷で金の印刷ができるメリットは主に以下の3つです。
- 工期の短縮
- 工程が減って費用も削減、小ロットも対応可能
- デザインの自由度もアップ
(1)工期の短縮
箔押加工の場合、まずデザイン作成時に、印刷データと別に箔押する部分だけを抽出して箔型を作成するためのデータも準備する必要があります。そこから箔型を作成し、印刷した用紙に熱と圧力で金箔を転写します。
箔押加工が終わったものを断裁や製本等の仕上げ加工をし、納品物として完成となります。
それに比べて、オンデマンド印刷機で金を印刷する場合は、印刷時に金もまとめて一度に印刷できるため、箔型用のデータ作成や、箔版、箔押加工の工程がなくなり、印刷後そのまま仕上げ加工に入ることができるため工期も大幅に短縮できます。
(2)工程が減って費用も削減、小ロットも対応可能
通常の4色+金の5色印刷ということで、4色印刷に比べて印刷費は少し高くなりますが、箔型作成や箔押加工費がなくなるため、全体の費用は大きく削減できます(*1)
また、4色+金の5色印刷の場合では、ロットに関係なく必要になる箔型の作成が不要になるため、小ロットでも気軽に活用しやすくなります。
*1 ロットが大きい場合は箔押の方が安くなる場合もあります。
(3)デザインの自由度もアップ
箔押の場合にデザイン作成時に考慮することとして
- 線の細さに制限があったり、小さい文字やマークは潰れてしまう恐れがある
- 箔押部分の面積によって、箔型や箔押の費用が変わる
- 印刷後の工程で箔押するため、デザインデータ上のイメージより金の位置が微妙にずれる可能性があることも考慮してデザインを作成する必要がある
- 箔の色は見本の中から選ぶだけで調整はできない
といったことが挙げられますが、オンデマンド印刷機で金を印刷する場合には
- 細い線や小さい文字やマークも印刷可能
- 金色の面積によって、金額が変わることはない
- カラー印刷とまとめて金も印刷するため、金の位置がずれる心配がない
- 通常のカラー印刷のC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)と混色も可能で、青金や赤金も自由に調整可能
と自由度の高いデザイン制作が可能になります。
まとめ
印刷物に金を追加することは、高級感や特別感を演出するうえで、とても効果的なことではありますが、箔押加工は費用や工期もかかってしまうのと小ロットには向かないため、活用する機会も少なく、こちらからも提案しにくい加工でもありました。
しかし、オンデマンド印刷機で金もまとめて印刷できるということで、活用の幅もどんどん広がっていくことでしょう。
名刺やチラシ等、普段の印刷物にちょっと金を入れてみようかな、そんなときはぜひご相談いただければと思います。