【オフセット印刷】金色・銀色を印刷してみました!
以前の記事では、当社オンデマンド印刷機で金色が印刷できることをご紹介しましたが、今回はオフセット印刷機での金色と銀色の紹介です。
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今回ここに至った経緯としては、あるクライアント様から「特殊な紙に金色を印刷した場合はどうなるのか?」とお問い合わせいただいたことがきっかけです。
そもそもオフセット印刷で金色や銀色を印刷する機会は、そこまで多くありません。
そのため、サンプルとしてお見せできるものも少なく、どうしたものかと考えた結果・・・
「どうせなら実際にサンプル印刷しよう!」という結論になりました。
オフセット印刷の金色・銀色
オフセット印刷の金色・銀色は、「インキに金色(もしくは銀色)の金属粉を混ぜる」ことで作られます。また、金色は「赤金」「青金」と大きく2種類に分けられます。同じ金でも色味がまったく違うので、お客さまがどちらの金色をご希望かという確認は必ず必要になります。
2種類のオフセット印刷機
当社のオフセット印刷機は、「油性オフセット印刷機」(写真左)と「UVオフセット印刷機」(写真右)の2つがあります。
大きな括りでは同じであるオフセット印刷機でも、使用するインキは異なるので、どちらの印刷機でサンプル印刷するか・・・という問題が出てきましたが、「せっかくの機会だからどっちもやろう!」ということで、どちらも試すことに。
この時点で3色(赤金・青金・銀)×オフセット印刷機2種類、計6種類のサンプル印刷を実施することが決定しました。
用紙の違いで色は変わる
印刷する色も決まり、機械も決まったので、あとは印刷する紙を決めるだけ。
ただ、紙によっても印刷の発色は全然変わってしまいます。
今回は印刷で最も一般的に使用されている「上質」「コート」「マットコート」の3種類を試すことにしました。
写真を見比べてみると、同じ色を印刷しているのに全然印象が違いますね!
この時点で3色(赤金・青金・銀)×オフセット印刷機2種類×用紙3種類、計18種類のサンプル印刷を行うことが確定しました。
その他にも、今回のきっかけとなったクライアント様からの要請もあり、特殊紙でもいくつかサンプル印刷を行いました。
せっかくなのでたくさんサンプルを作りました!
既に18種類のサンプルが用意できることになりましたが、この機会を最大限に利用するために、もうひとひねり加えました。
それは「ニスをさらに印刷」すること。
ニスを印刷することで表面を保護できるため、貼り箱を作成する際、印刷後にニスをかけてほしい、というご依頼をいただくことが多いのですが、印刷ニスの影響によって元の色が若干変わることがあります。
今回はその違いも明確にしたいと思い、印刷ニスの有り無しも試すことに。
以上で全36種類の金色印刷・銀色印刷のサンプルが誕生することになりました。
まとめ
いざオフセット印刷機でサンプル印刷を行ってみると、いろいろなことが分かりました。
- 油性オフセット印刷とUVオフセット印刷では、同じ「金」でも色味は異なる
- コートのような発色の良い紙だと「金色」「銀色」は映える
- 一方で黒色の紙に印刷してみると、シックで落ち着いた輝きになる
などなど・・・。
実際に印刷してみてわかることが多々あり、当社としてもとても良い機会となりました。
皆さまにご覧いただく見本もご用意しましたので、ご希望の方は営業にご連絡いただくか、お問い合わせフォームよりご相談ください。
※なお、サンプルは貸与するものであるため、後日要返却となります。予めご了承ください。
私たちは、スローガンである「つくるのは昭文堂に、考えるのは一緒に。」にあるように、お客さまの『こういうものが見たい!』、『特別なものを作りたい!』という想いを大切にしています。
その想いを実現するためにどうすべきかをお客さまと一緒に考えることは、どんな時代でも重要だと思っています。
今回の一連の流れは、まさにその想いの一環です。
これからも、皆さまに愛されて選ばれ続ける印刷会社を目指して、お客さまに寄り添ってまいります!
ピカピカしている僕を見せる日もくるはず・・・。